今でも思い出すのは、ほぼ同じ時期に入所したメンツの中に「ああ・・こいつには、どうやったってかなわないな」と思うようなやつが何人かいた。
でも、その何人かが最終的にどうなったかというと、みごとなくらいに全員短期間で養成所を辞めてしまったのだ。
全員の辞めた理由なぞ知る由もないが、幸いに?そのうちの1人が辞める理由を私に打ち明けてくれた(なんで、そういう流れになったのか全然覚えていない・・・仲の良かった記憶もないんだが)。
その理由は単純明快なもので、いわく「長男なので親を心配させたくない」とのこと。
まあ、なんというのか立派な理由だと思う。こちらとしては基本的に反論の余地も無い。
・・・・・だけどなー・・・・。そいつもやっぱり20代くらいで養成所に入所したのだ。
ものの道理の分らない子供が親の勧めで入所したのとは違う。
簡単に叶う夢ではないことは理解していたはずである。
親を心配させるかもしれないことなんて最初から予想はできたはずだ。
けれど、いろんな不安をかなぐり捨てたから一歩をふみだせたんじゃないんだろうか?
なのに結局は、常識的な理由に立ち止まって夢をあきらめてしまうのか?と、正直失望した。
短期間で辞めていった他の連中も、たぶん似たような理由で辞めていったんだと思う。その連中も上記の奴と同じように誰かにどうでもいい言い訳をグダグダしながら辞めていったのだろうか?
だとしたら、なんともかっこ悪い事である。
かくいう自分も、その後に養成所は辞めたわけだが、そのときは同じクラスの人間には一切挨拶もせずに辞めた。
突然辞めたから驚いたんじゃないかな。
けれど、あいかわらず夢にはしがみついている。この先どうなるかわからないけど、たぶん死ぬまで変わることなく夢にしがみつづけるだろうな。
かりに夢を諦める事になったとしたら?
ブログもツイッターもフェイスブックも削除して、誰にも何も言わずにフェードアウトするだろう。
グダグダと辞める理由を誰かに打ち明けるなんて恥ずかしい事は絶対にするつもりはない。
それは自分のいた場所に、その後も残り続けるであろう人たちへの礼儀だからだ。
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