●DVD
「不安の種」観賞。
少年チャンピオンに連載されていたホラー漫画の映画化作品。
毎週1~2ページほどのショートストーリーを数本収録するというオムニバス形式の連載スタイルと精緻な画風で人気を博した漫画である。
もともと連載時の毎週の各ストーリーにはつながりはなかったが、映画化に際していくつかのストーリーをピックアップして一つのストーリーに再構成。
原作は一応実在の東京でおこった事件ということになっていたが、映画では冨沼市という架空の町が舞台になっている。
始まりとラストがつながった円環構造のシュールなストーリーで、観た人によって好き嫌いの分かれる作品であろう。
原作のファンは眉をひそめるかもしれないが、
デビッド・リンチの映画とか好きなひとにはオススメかもしれない。
惜しむらくは造形に安っぽさが感じられた事だ。
「おちょなんさん」は、あんな被り物丸だしな感じじゃなくて、もっと霊的なボンヤリした存在だと思ったけどな。
ちなみに一つ目の特殊メイクをした気味の悪い妖怪のような女が出てくるのだが、どうやら演じているのは作家の
岩井志麻子さんのようだ。
あそこまでメイクで顔を隠していたら岩井さんである必然性ってあるんだろうか。
まったくもって謎である。
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