2014年4月7日月曜日
4/7 「THE NEXT GENERATION パトレイバー」
●最初にパトレイバーの実写化の話を聞いたのは10年ちかく前のことだったと思う。
たしかNHKで放送された竹中直人さんと押井監督の対談番組でパイロット版のような映像が1分ほど流れたのだ。
それはイングラムが都庁の前をノッシノッシと歩いているCG映像だった(と記憶している)。
今見たら、それなりにショボく感じてしまう代物かもしれないが、メジャーなロボットアニメのメカが実景をバックに動いている映像というのを他に観た事が無く、その時は「おおー!!」と身を乗り出して見入ってしまった。
その映像が流れた後「撮る時は出てもらえます?」という監督の問いに「ぜひぜひ」と興奮気味に竹中さんは応えていた。
で、とうとう実写映画化である。
しかも巨大ロボットが怪獣と取っ組み合いをするハリウッドの大作「パシフィック・リム」が公開された後というタイミングで。
バジェットは「パシフィック~」を遥かに下回っているけど、それがなんだというのか!?
今日、日本のアニメは世界中でそれなりに受け入れられているわけだが、とくにロボットのようなメカが出てくるSFアニメはデザインのクールさという部分で注目されていると思う(←いや、あくまでも自論ですけどね)。
あのシャープでかっこいいイングラムの動く姿が実写で観られるならそれでいいじゃないか!!
ということで本日新宿にて「THE NEXT GENERATION パトレイバー」 第一章を観てきました。
いやーひどかったな。
登場人物達の大仰なリアクションとダラダラとした台詞のやりとりは、アニメなら面白いかもしれないが実写となるとただひたすら寒い。
警報発令→誤報を二回繰り返すくだり。あれ面白いんですか?
お目当てのイングラムが動くシーンは想像以上に少なかったし、発砲した後のキノコ雲の演出とかもう何が何だか(=_=)。
で、オチの筧さんの台詞とかも「ふーん・・・で?」くらいの感想しか浮びませんでした。
エンディングロール後に次章の予告が流れ、イングラムが滑らかに動いている姿なんかも確認できましたが(竹中さんも出演されるみたいですね)今日の第一章を観た後で次章以降を観るというのは、かなりハードルの高い行為と言わざるえない。
というかまちがいなく観ない。
帰りの電車でネットでの評価をみたら高評価が多くて「ホントかよ!?」とびっくりしたが、どうやら押井作品のオマージュ的な要素がそこそこ盛り込まれているらしい。
なるほどね。私、押井作品といったら「攻殻機動隊」くらいしか接したことないからな。そりゃツマランわけだ。
というわけで私のような押井作品の"いちげんさん"で観ようかどうか迷っている人は観ないほうがいいかもしれないですね・・。
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