2014年4月22日火曜日

4/22 10年。


●20代の半ばから30代の前半にかけて俳優養成所というやつに通っていたのだが、そこを辞めて今年の暮れで10年になる。

昨日ボンヤリと昔の事を思い出していたら、そのことに気づいた。

時間の経つのは本当に早い。まったく嫌になる。

辞めたのは34歳になったばかりの冬だった。ほんとうはあと一年、35歳になるまで続けるつもりだったが、なんか師走で時間的にキリがよかったので「まあ、いいか」と思い辞めてしまったのだ。

提携している劇団の公演がある時は、いつもなかなか人が集まらなかったらしく、毎回借金取りの催促のように出演を進める電話があったものだが、イザ辞めると簡単なものである。

「あっそ」の一言と退所の書類のサインのみ。まあ別に引き止めてもらいたいとも思わなかったけどね。

在籍している間は特に悪感情は無かったが、10年もつづけると初めのころの緊張感は皆無だった。

辞める直前の一年間くらい、馴れ合いの空気が耐えられなくて、月謝を払いつつもずっとサボるというバカなことをしていたな。

養成所のサイトを覗いてみたが、現状で在籍しているタレントで顔に覚えのある人間は1人もいない。

そもそも10代の若い人ばかりだ。同時期に入所した同世代くらいの人間でコンスタントにテレビや映画の仕事をしている人間はいるのだろうか?

まさか今だに研究生やってる奴なんていないだろうな? いたらもはやホラーだよ。

所属している講師陣も知らん人間ばかりなのだが、自分が研究生として在籍していた頃の講師の名前を検索したら、何人かはツイッターやフェイスブックのアカウントを持っていることが判明。

フォローしたいという衝動にかられたが、やめた。

私なんか大勢いた受講者の1人にすぎいのだ。取るに足らない奴くらいに思われていただろうな。


そして10年という時間は、そんな取るに足らない奴をきれいサッパリ忘れるのに充分すぎる時間だろうしね(=_=)。



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