2014年6月2日月曜日

6/2 「凶悪」



●「凶悪」観賞。今日返却しなきゃいけないのに駆け込みで今日観賞である。

忙しくて観る時間無かったというのもあるんだけど、たぶん観たら「鬼畜」とか「湯殿山麓呪い村」とか「この子の七つのお祝いに」とか、あのへんの作品と同レベルのトラウマを抱え込むんじゃないかという確信があって観るのが億劫だったというのもあるのだ。

もう案の定であるw

悪辣さや愚かさや優しさといったものが同居する人間性の複雑さをブラックユーモアや容赦の無い酷描写を交えつつ、ひたすら提示。

劇中で安易な答えは一切用意されず、見る側が全部受け止めて咀嚼しないといけないので非常にしんどい映画でした。

この話もそうなのだけど尼崎の事件とか北九州監禁事件とか、陰惨な事件の話を聞くたびに自分が被害者と同じ立場に置かれたらどうするだろう?と思う。

頭の中では都合の良いシミュレートをいろいろとしてしまうのだけど、たぶん簡単に屈してしまうのだろう。

まず暴力に弱いというのもあるけど、優しくされるのはもっと弱いしおまけになんやかんやと人に迷惑かけて生きている自分である。

劇中の「先生」のような理知的な人に耳に聞こえの良い話なんかされたらコロッと騙されてしまうだろうな。

まして、それがリリーフランキーさんみたいな人畜無害なキャラだったら絶対に逃げられんわ(=_=)。


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