2016年8月14日日曜日

8/14 悶々。





●自転車に乗れるようになって行動範囲がいっきに広がった時期のことを思い出す。


およそ長距離移動に適しているとは思えない子供用自転車で時間の許す限りのサイクリング。

迷子になって警察に保護されたこともあったな。

でも体格も乗っている自転車も小さかったから移動距離はたいしたことなかったはずだ。

たぶん電車にして一駅か二駅ていどの場所に行っては、まるで海外旅行者のように見える景色のすべてに感動していたのを覚えている。

いま同じ景色を見ても、まちがいなく何も感じないだろう。


知るということは重要だが知りすぎるというのも問題だ。

物事の新鮮味を失わせるし、どうでもいい経験が判断を先立たせ、行動を抑制させる。

先々に何が待ち構えているのかなんて分かってもいないくせにだ。


今の自分に必要なのは自転車に乗れるようになったころの、あの無鉄砲な童心だな。

とりもどすのは、そんなに難しくないと思う。


ぶっちゃけ子供の頃も今も、頭のからっぽ加減はそんなに変わってないですから。


ホームへ



0 件のコメント:

コメントを投稿