2/15 雪。

●大雪である。

先週の土曜(8日)に降った雪は20年に一度の大雪だったそうだが、今降っている雪は目視した限りでは先週のそれを遥かに超えている。

昨日の明け方から降り始めて日付をまたいだ今も止む気配がなく、もはや悪い冗談としか思えない。

日が昇ってから雨に変わるとの予報だが、そうなると今積もっている雪が、今度はぬかるみに変化するわけで考えただけでウンザリする。

昨日は一日中、雪の中で立ち続けて仕事をした。人目の無い時はずっと悪態をついていた。

仕事終了後の深夜1時に帰宅の途についたのだが、時間が時間なので雪かきなどされているわけもなく、積雪に足を取られながら、これまたひたすら悪態をつきつづける帰路だった。

たぶん昨日と今日で一生分の悪態をついたかもしれない。

今日も休みではなく昼から仕事なので、やっぱり悪態をつくことになるだろう。

すなると来世の分の悪態か?

この大雪のおかげで来世は生まれながらの聖人決定というわけだ。


帰宅途中で自転車の人間と数人すれ違ったのだが、全員が軽装で仕事帰りという印象ではなく、おそらくあるていど雪が降り始めてから自転車で外に出てきた人たちなのであろう。

この雪のなかで自転車の運動性を発揮できると考えた根拠はなんなんだろう?

とうぜん皆、雪の中をアホみたいに自転車を引きながら歩いていた。


現状どこもかしこも東京とは思えない光景が広がっている。

形容する言葉は(くやしいけど)「美しい」の一言しか思い浮かばないくらいに。

この先、東京の人間が夜の夢の中で見る「雪」は、先週と今日の雪景色がベースとなるのだろうな。


でも私はごめんだ。しばらくの間、もう雪はみたくない。夢の中でもね(=_=)。


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